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上野敏郎の今週のコメント |
第1379回普段着のとかちミーティング |
〜つなぎ鬼とは〜
そもそも鬼ごっこは、子どもの遊びの一つです。子どもの屋外遊びとしては
最もポピュラーなものであり、狭義には、メンバーからオニ(親)
を一人決め、それ以外のメンバー(子)は決められた時間内に逃げ、
オニが子に触ればオニが交代し、遊びが続くという形式のものをさします。
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〜遊び方〜
基本的なルールは鬼ごっこと同じです。鬼がプレイヤーを追いかけて、
捕まると鬼になります。捕まったプレイヤーは鬼と手をつないで、
鬼と一緒に他のプレイヤーを捕まえます。
特徴としては、プレイヤーを捕まえる度に鬼が増え、鬼と捕まった
プレイヤーが手をつないで一緒に行動するのが特徴です。
鬼を一人ではなく、数人決めて遊ぶ方法もあります。
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〜豆知識〜
また、鬼ごっこのルールには多様なバリエーションが存在します。
加古里子さんは『遊びの四季』で「鬼ごっこ」のバリエーションとして、
●鬼の力の強さに応じて、
鬼の力が強く、子は逃げるだけのもの
●鬼の入れない領域やハンデを課してその力を制限するもの
●子のうちの小数が鬼に対抗できる力を持つもの
●鬼の力を奪い取るものや鬼と子の力が互角のもの
●何らかの弱点を持った鬼がいじめられるもの
という5つの類型を紹介している。
また、同氏が文献等の調査に基づいて執筆した『伝承遊び考3 鬼遊び考』
(小峰書店、2008年)では、「鬼ごっこ」を含む「鬼遊び」には500種類の
基本形があり、それぞれに4ないし5種類のバリエーションが
想定されるため、最低でも2000種類の鬼遊びが存在するとしている。