上野敏郎の | |
上野敏郎の今週のコメント |
第1384回普段着のとかちミーティング |
〜かごめかごめとは〜
鬼は目を隠して中央に座り、その周りを他の子が輪になって
歌を歌いながら回ります。歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ
(つまり後ろの正面)に誰がいるのかを当てる遊びです。
各地方で異なった歌詞が伝わっていましたが、昭和初期に
山中直治によって記録された千葉県野田市の歌が
全国へと伝わり現在に至りました。野田市が発祥地といわれることから、
東武野田線の清水公園駅の前に「かごめの唄の碑」が建立されています。
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〜遊び方〜
鬼役を1人決めます。鬼は目をつむってしゃがみ、他の子どもは
手をつないでオニのまわりを囲み、
かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?
と歌いながらオニの周りをぐるぐる回り、歌が終わったら
止まってその場にしゃがみます。そして、鬼は自分の後ろの人が誰なのかを
当てるルールです。この遊びのポイントは、最後に後ろの人を
当てる時、みんなにヒントをもらっても楽しむことができます。
後ろの人に、「あー」と声を出してもらうなど、ヒントは子ども達の発想に
まかせてみてもおもしろいですね。
最後に後ろの人を当てる時、
声だけでなく、そわそわした雰囲気や気配をじっくり感じてみても楽しめます。
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〜豆知識〜
この歌の歌詞が表現する一風変わった(ある意味神秘的な)光景に関しては、
その意味を巡って様々な解釈があります。ただ、『鶴と亀』以降の表現は
明治期以降に成立したと思われるため、それらの解釈に古い起源など
を求めることは困難で、この歌の発祥の地についても不詳です。
ふしぎな歌詞から、遊女説や日光東照宮説、芦名埋蔵金説や
陰謀説、神示説、降霊術等々…
本当に様々な説が飛び交う「かごめかごめ」ですが、この真相は
未だ尚謎に包まれています。