上野敏郎の
         上野敏郎の今週のコメント

第1393回普段着のとかちミーティング


開催日 令和3年11月24日(水)
【話 題】 子どもは遊びの大天才 [16]
− かくれんぼ −


〜かくれんぼ〜

隠れる場所がある所ならどこでも楽しめる昔遊びです。


[1] まずは鬼を一人(人数が多ければ2人、3人でも可)決めて、他の人は
隠れる人とします。鬼は木や柱にもたれて他の人が隠れる所を見ない様にし、
30秒数えてから「もう良いかい?」と大きな声で隠れたかどうか確認します。

[2] それに対し「まあだだよ」と言ってきたら再び10秒数えて再度確認します。
「もう良いよ」と声が返ってきたら、鬼は隠れた人達を探し始めます。

[3] 隠れた人は基本的に一度決めた場所でじっと身を潜めますが、地方によっては
隠れ場所を変えながら隠れる事も可能です。 ただし、下手に移動すると
発見されやすくなるので身長に。隠れた人を見つけたら相手の名前を言ってから
「見つけた」と指を指す事で発見した事になります。 全員見つけたら、今度は
最初に発見された人が鬼となって今までの手順を最初から行います。


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 〜豆知識〜

○かくれんぼの起源とは○

今から1000年以上前、「遣唐使」でお馴染みの“唐”時代に宮廷の中で行われていた
「迷蔵(めいぞう)」という遊びが、かくれんぼの起源となっています。
当時は大人の遊び(あるいは儀式的なもの)として、扱われていました。

それが日本に伝わったのは、平安時代の初期頃。当時の日本でも、
かくれんぼは大人の遊びとして知れ渡りました。
ルールとしては、山に隠れた女性を男性が探しに行くというルールで、当時は
駆け落ちの手段としても使われていたそうです。
今のような子供の遊びとして全国的に広まったのは、江戸時代に
なってからだといわれています。


〇かくれんぼの名前の由来とは〇

 かくれんぼの名前の由来は2つあります。
 1つは、「隠恋慕(かくれんぼ)」の文字が変化して、「かく(隠)れん(恋)ぼ(慕)」
になったのではないかといわれています。
これは、「恋人同士が山を使って遊んでいた」ことに由来しています。

 もう1つは、かくれんぼの別の呼び方である「隠れん坊」から。「ん坊」は動詞につくことで
「その動作ばかりする者」を表します。 例えば、甘えてばっかりの人は
「甘えん坊」、怒ってばかりの人は「怒りん坊」と、みなさんも一度は
使ったことがあると思います。 そのニュアンスのまま、隠れる人を「隠れん坊」と
表現し、それが変化して現在の呼び方である「かくれんぼ」になったとも
いわれているのです。




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〜かくれんぼ〜





(画:鎌田博文氏)



(画:菅野孝雄氏)

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  上野敏郎へのメールの宛先はt-ueno@octv.ne.jpです。