上野敏郎の
         上野敏郎の今週のコメント

第1311回普段着のとかちミーティング


開催日 令和2年11月13日(金)
話 題 とかち・消えた学び舎の風景[175]
     −足寄町立白糸小学校−
      (1951〜1966)

 ≪あゆみ≫
■昭和26年 5月、西足寄町立白糸小学校として開校。
■昭和30年 4月1日、足寄町立白糸小学校と改称。(町村合併)
■昭和41年 3月31日、閉校。4月1日、上利別小学校へ統合。

 この地「白糸」は、静原の上流に位置し、白糸の滝があったことからそのまま部落名とした。この地域は戦後の開拓地だが、年を追うごとに学齢期の児童が増えたことから昭和26年に開校する。
 最初の校舎は、旧病馬厩を改造したものであったと町史にある。これは馬の病院を改造して子どもたちの学校にしたということだろうか。いくら何でもと少し複雑な心境にもなるが、同32年には校舎を増改築したと分かり安堵。
 その4年後には開校10周年記念式典も挙行するが、児童の減少は止まらなかった。やむなく、昭和41年、上利別小学校へ統合。校長先生は第5代までであった。校章、校歌の記録は不明。

(文責:上野敏郎)
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足寄町立白糸小学校 校舎
(画:菅野孝雄氏)



昭和35年5月8日 新聞記事 
(北海道新聞〈朝刊〉)

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